Field report 1 ● レジデンシャルオーガナイザー いずみ なみか


client

株式会社イシカワ
福祉用具貸与・販売・住宅改修など

http://www.ishikawa-care.net/

Address  香川県

Request contents

収納提案・リフォーム工事のプロデュース


Interview

□ 依頼内容は収納提案を含んだリフォームプラン

 

今回の私の仕事は、HPをリニューアルされることをきっかけに、店内の環境も整えたいということから、収納提案を含めたリフォーム全体のプラン〜工事管理、商品展示〜引き渡しまでのご依頼をいただきました。(工事別)

 

レジデンシャルオーガナイザーはクライアントへのヒアリングを重要な仕事だと考えています。

 

クライアントである岡野様は新しく社長に就任されたばかり。これからの店づくりでの思いをうかがいました。

ポイントは2つ。

  1. 地域密着/親しんでもらいたい
  2. 高齢のお客様に、気軽に入店してもらいたい

ということでした。

□きっかけは、講座を受講されたかたの紹介です

 

私が以前にライフオーガナイズ(片づけ)の講座をさせていただいた場に、HPの制作会社のデザイナーの方が参加されていました。そのとき名刺交換をさせていただいたのがきっかけで、今回のクライアントである株式会社イシカワの社長・岡野様をご紹介いただきました。紹介をいただけたのは、私が講座でお伝えしたことに共感していただけたからかなと思うと嬉しかったです。

□エネルギーあふれる、太陽のような方です。

 

岡野様の第一印象、それはもう意欲にあふれた、「お客様への愛」があふれんばかりの笑顔です。お話していると元気をもらえる素敵な女性で、リフォームに対する思いも共感できる事が多かったです。

□レジデンシャルオーガナイザーとして気をつけていることは「フラットでいること」

 

私はプランニング作業をする場合、一方的な提案型ではなく、できるだけクライアントの想いを汲みとる ことを大切にしています。それは、ライフオーガナイズを学び「クライアントの価値観」や「クライアントが維持できる再現性のあるシステム」をつくることが、そのときだけでなく、それ以後の満足につながると確信しているからです。それをベースに「私だからできる工夫」をプラスするようにしています。

□ やるべきことを明確にするために

 

岡野様のご要望を念頭に現状分析をさせていただき、いくつかの改善ポイントを提示させていただきました。クライアントの優先順位を意識しながら、ゴールを明確にしていきます。

  • お店のファサードの印象を改善
  • 雑然としている店内の商品陳列、在庫商品、レンタルや引き上げ商品の管理方法の改善
  • スタッフとお客様との心理的距離の短縮
  • 体感型ショールームにする
  • 顧客動線とスタッフの動線の見直し

なかでも、今回は展示棚や収納については現状の什器を全て使うという点が特徴的でした。全ての什器のサイズを計り、商品のレイアウトを行うことは、あまり例がないのですが、あるモノをさらに使いやすく改善して使うという視点は、レジデンシャルオーガナイザーの得意とするところです。

□ 引き渡し後もブラッシュアップ!

 

引き渡したらそれで終わりではなく、改善されたところが維持できているかどうかが気になります。アフターフォローにうかがうと観葉植物が増えていたり、理想とするお客様との関係作りの為の工夫があり、さらに心地良いショールームになっていました。自分たちの手でさらに良くするための工夫ができること。これは、ライフオーガナイザーのみなさんも日々同じことを実践されていると思います。使う人が「もっと楽に、もっと使いやすく」を考え、実践できるデザインをプランすることを大切に伝えていきたいと思います。

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